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ONELIFE #36 – Japanese

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Land Rover’s Onelife magazine showcases stories from around the world that celebrate inner strength and the drive to go Above and Beyond. This special issue of Onelife marks Land Rover’s 70th anniversary – a celebration of unparalleled achievement and pioneering innovation. We bring you the incredible story of how we reunited an original 1948 car with its former owners, as well as looking back at Land Rover vehicles’ most intrepid expeditions around the globe.

WORLD OF ADVENTURE 「

WORLD OF ADVENTURE 「 単 純 にこれは 最 高 の 車 だと 思 ったよ」 ギ ャ ビ ン・ト ン プ ソ ン 英 国 レドべリーにあるイーストナー・キャッスルで、2017 年 疑 いの 余 地 なく 証 明 する も 終 わりに 近 づいた 頃 、1971 年 式 という 初 期 のレンジローバー ギャビンの 人 脈 作 りが 功 を 奏 し、ジョン・ブラッシュフォード が 当 時 のドライバーと 再 会 した。これは 普 通 のレンジローバーで =スネル 陸 軍 少 佐 が 率 い るブリティッシュ・トランス アメリカズ・ はない。そしてギャビン・トンプソンもまた、どこにでもいるド エクスペディション 委 員 会 から 声 がかかった。 少 佐 からの 指 名 で、 ライバーではない。 チームをまとめてアラスカからホーン 岬 まで 運 転 してほしいとい 登 録 ナンバー VXC 765Kのその 車 は、1971〜 72 年 に 行 わ う 依 頼 だった。そこには 一 つ 障 害 があった。パナマとコロンビア れた「ブリティッシュ・トランスアメリカズ・エクスペディション」 の 国 境 に 広 がる、ダリエン・ギャップだ。 に 参 加 し、 約 3 万 キロのパン・アメリカン・ハイウェイを 初 めて 約 160 キロにわたるダリエン・ギャップは 熱 帯 雨 林 の 野 生 生 完 走 した 2 台 のうちの1 台 だ。 遠 征 中 に 悪 名 高 いダリエン・ギャッ 物 が 生 息 するジャングル 地 帯 。 大 部 分 が 通 行 不 能 で(そして 今 プも 横 断 した。ギャビン・トンプソンは、そのときの 勇 敢 なメン でもそうだ)、 橋 も 道 路 も 小 道 すらもない。ただ 雑 草 や 低 木 が バーの 一 人 だった。 背 が 高 く、 決 然 とした 目 つきをしている。 冗 果 てしなく 広 がるその 地 域 は、 地 元 では「 妨 害 物 」の 異 名 で 知 談 を 交 えながらも、 何 事 にも 真 面 目 な 姿 勢 を 見 せる 人 物 だ。 1968 年 、ギャビンは 英 陸 軍 の 任 務 でドイツにいた。 連 隊 で のあだ 名 は「ホイールズ( 車 輪 )」。4 歳 ですでに 運 転 できたこと からそう 呼 ばれた 彼 は、 連 隊 の 自 動 車 輸 送 班 をまとめるよう 任 された。 同 班 の 使 用 車 両 がランドローバーだったため、 長 年 に わたるランドローバーとの 関 係 がここから 始 まった。その 運 転 ス キル、 真 新 しいランドローバーを 使 用 できる 立 場 、 生 来 の 人 脈 作 りのうまさといった 要 素 が、1968 年 のロンドン─シドニー・ ラリーへのワイルドカード 参 戦 につながった 理 由 だ。 開 催 者 が “ 公 平 を 期 して” 四 輪 駆 動 を 取 り 外 したにもかかわらず、ギャビ ンが 運 転 したランドローバーは、 見 事 な 走 りをみせた。 1970 年 夏 には 革 新 的 な 新 型 レンジローバーがローンチされ、 幅 広 い 支 持 を 得 た。 売 り 口 上 はロンドンのウエストエンドの 芝 居 にも 使 えそうな「 乗 るのに 理 由 はいらない」。すぐさまギャビンは、 この 新 たな 基 準 を 打 ち 立 てた 革 命 的 とも 言 える 高 級 SUVのとりこ になった。「 単 純 にこれは 最 高 の 車 だと 思 ったよ」と 彼 は 熱 く 語 る。 上 : 探 検 に 使 われた 2 台 のレンジローバーは 約 3 万 キロの 試 練 の 旅 を 通 して、とりわけ ダリエン・ギャップで 見 事 に 務 めを 全 うした。 右 :45 年 後 、1960 年 代 後 半 にプロトタイプの レンジローバーが 試 験 されたイーストナー・ キャッスルで、ギャビン・ トンプソンが 懐 かしい VXC 765Kを 再 び 運 転 。 られている。しかし 計 画 でも 実 際 の 結 果 を 見 ても、レンジロー バーはその 任 務 に 必 要 なすべてを 備 えていた。 当 時 ブリティッシュ・レイランドの 会 長 だったストークス 卿 に 対 して、ギャビンは 遠 征 にレンジローバーを 使 いたい 理 由 を、 「パワフルな V8ガソリンエンジン、クラストップの 長 距 離 向 けコ イルサスペンション、ドライバーと 同 乗 者 にとってこれまでにな い 快 適 さ」を 得 られて「とんでもなく 速 い」ためと 説 明 した。 新 しい 試 みとなるジャングルでの 走 行 は、この 車 の 性 能 を 疑 いの 余 地 なく 証 明 する 決 定 打 にもなるだろう。 遠 征 用 として2 台 のレンジローバーに、 頑 丈 なトーイングアイ、 特 注 ブッシュバー、ガソリンタンクガードが 装 着 された。エンジ ン 駆 動 のキャプスタンウインチも 取 り 付 けられ、 荷 室 容 量 を 増 やすためにリアベンチが 一 人 用 シートに 変 更 された。 塗 装 につい ては、 機 甲 部 隊 兵 であるギャビンが 連 隊 カラーのブルーとホワ イトにすることを 主 張 した。 1971 年 12 月 、2 台 の 車 はアンカレッジに 空 輸 され、 探 検 が 始 写 真 : BRITISH MOTOR MUSEUM HERITAGE TRUST (4) 46

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